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トルコ、デフォルト(債務不履行)リスク


トルコリラ戦士の仲間入りをして2年と数ヶ月。


ついに含み損が100万円を超え、私ももはやここまでかという状況にまで追い込まれています。


ドラゴンボールに例えると、ナッパの圧倒的パワーの前に次々と殺されていくZ戦士。
この時、クリリンはこう叫んでいました。


「悟空、早く来てくれ!」


と。


私は何を待てば良いのでしょう。
次の大統領選挙でしょうか。もしくはクーデターでしょうか。


何にすがれば良いのか分かりません。


そうこうしている内にまた何か新しい災い、
デフォルトやらもささやかれています。


もう勘弁してください。


さて、トルコリラ戦士の中でもデフォルトの可能性について
敏感になっている方もおられるでしょう。


デフォルトとは何かよく分からないくせに。


大丈夫。


私がそうです。


デフォルトって何でしょう???


過去にもその言葉自体は認識していたのですが、
何かやばそうなフレーズなのと、またまた〜って感じで、
あえて横においておいたのですが、20円切りそうになってきて
負のオーラ全開になってきたため、自分なりに調べてみました。


※以下はあくまでネットから得た情報をもとに自分の理解を記載しています。
 知識豊かな方からしたら苛立ちしか感じないまとめかもしれませんが大目に見て下さい。


0.背景


エルドアン大統領の不適切な経済政策、外交のせいで経常収支赤字は拡大を続けている上に、
対外債務も大きく、アメリカの利上げにより新興国から通貨が引き上げられ、
トルコ国債の格付けは下がる一方、このままトルコリラが更に下落を続ければ、
デフォルトに陥るのではないか。


格付け会社主要3社によるトルコ国債の格付け
ムーディーズ
 Ba2  見通し:stable 安定的
・S&P(スタンダード・アンド・プアーズ
 BB-  見通し:stable 安定的
フィッチ・レーティングス
 BB  見通し:negative ネガティブ
https://lets-gold.net/sovereign_rating_nation.php?nation=Turkey



1.そもそもデフォルトって何?


債券の発行者(この場合、トルコ)が財政難に陥って、国債の元本や利払いの支払いができなくなること。
(債務(借金)不履行(返せない)=借金を返せない)



2.デフォルトが起きるとどうなるの?


借金を返せないので、その国の信用は失墜。
その国が発行している通貨が信用できなくなるので、通貨が暴落。
ハイパーインフレが発生する。

通貨が紙くず同然となり、国民の資産が無くなるということ。
トルコリラ円が限りなく0円になります。


3.デフォルト事例


世界のデフォルト事例
http://www.world401.com/saiken/default.html


・1998年:ロシア
エリツィン政権の失政とアジア経済危機の煽りなどで経済が悪化。
1998年1月には通貨ルーブルを千分の1に切り下げるデノミ、
7月にはIMFからの支援を受けるなどしたが状況は好転せず、
1998年8月にロシア政府はデフォルトを宣言。



http://ecodb.net/exchange/


通貨は1ルーブル16.99円から5年後までに3.78円(約80%減)
現在はさらに1.83円まで下落。(約90%減)


・2001年:アルゼンチン
公的債務の支払いを一時的に停止。ドルへのペッグ制の廃止。



http://ecodb.net/exchange/


通貨は1アルゼンチン・ペソ121.59円から5年後までに38.08円(約70%減)
現在はさらに5.08円まで下落。(96%減)



4.デフォルト=ロスカット


国が滅びない限り、デフォルトにより通貨が0円になるわけではないようです。


アルゼンチン・ペソの例で言うと、現在でも5%はありますので、
それをトルコリラに置き換えると1円は保たれることになります。


なんだ、じゃあ、レバレッジ1倍にしておけばOKだね


と思ったあなた。


数時間前の私です。


レバレッジ1倍にしてようがしてまいが、
デフォルトロスカットです。


なぜなら、FX業者が取扱しなくなるから。


信用の無い通貨など、取り扱わなくなるのも当然。


なので、ロスカット(強制決済)は免れません。


現在、ロシア・ルーブルはサクソバンクFXで扱っているようですが、
アルゼンチン・ペソは、なし。


悲しい現実です。



5.実際デフォルトは起きるの?


デフォルトに陥るかというと、現時点では、
確かに財政状況は悪いのですが、「危機」というほどではありません。
主要格付け機関のトルコの格付けはだいたい「BB=ダブルビー」。
一般に、保守的な投資家ですと、「AAA」「AA」「A」「BBB」くらいまでを
安全重視で投資対象としていて、そこから外れたなかでは最上位の「BB」で
この先、さらに悪化しても、体力的にはまだそこそこ余裕のある状況なので、
現状、デフォルト(財政破綻)を意識するほどの状況ではないと言えます。
(2018/6/21 http://blog.livedoor.jp/kawase_oh/archives/52224027.html



6.最後に


2018/8/5時点で調べられる範囲でまとめました。
今後、情勢の変化や、私自身が学ぶことで、この記事はリライトをしていく予定です。